2022年4月15日

春の体調不良の原因と予防対策とは?

4月半ばとなり春風が心地よく感じる日もあれば、急に肌寒くて冬物を着こむ日もあり、寒暖差により体調を崩す方も多いのではないでしょうか。また、3月・4月は入学や卒業、就職など新たな生活での緊張や生活リズムの変化によって体が疲れる、だるい、眠れないなど体の不調を感じている方もいらっしゃるでしょう。そこで今回は、春の体調不良の原因とそれを乗り切るための予防対策をご紹介します!

春

どうして体調不良になるの?

体調が良い・悪いなど感じるのは、私たちの身体の働きを調節する2つの神経が関係しています。この2つの神経は身体を正常な状態に保つためにバランスをとりながら「交感神経」「副交感神経」が調節しています。この2つの神経を自律神経といいます。どのような時に活発に機能する神経なのかみていきましょう。

交感神経と副交感神経

交感神経
主に日中の体が活動している時に働く神経ですが、緊張している時やストレスを感じている時に活発に働きます。ストレスを感じることが多い現代社会では、交感神経が過剰に働いている場合があります。

副交感神経
主に夜間の眠っている時やリラックスしている時に活発に機能する神経です。身体を休めて回復させる働きがあります。

春は自律神経を乱す原因がいっぱい

急激な寒暖差

春のお天気は一日の中でも寒暖差があり、体温調整が難しいですよね。その体温調整を行っているのは自律神経で、身体を正常に保つためにエネルギーを消耗しています。

ライフスタイルの変化

3月~5月は入学や卒業、就職、異動、転勤のシーズンで今までと違う生活リズムになり、自覚はなくても強い緊張やストレスをともなっている場合が多く、自律神経が乱れやすくなります。

アレルギーの原因

春といえば花粉症など不快な症状で悩んでいる方が多いのではないでしょうか。2月~5月は偏西風の影響が強まり、花粉以外でも黄砂やPM2.5などアレルギー症状を引き起こす物質が飛散しています。

季節の変わり目を乗り越える対策

不調知らずで快適に季節の変わり目を過ごすには、急激な寒暖差やどんなライフスタイルの変化にも耐えられる体づくりが大切です!また、自律神経のバランスを整えることにより体調不良が改善される場合があります。ここでは対策方法を紹介します!

睡眠の質を向上させましょう

やはり体調を整えるのは睡眠をしっかりとることです。しかし、ストレスを感じている場合など寝つきが悪い時もあるでしょう。寝室の温度や湿度、照明、空気環境、香り、衣類などを見直してしっかりと睡眠をとれるようにしてみてください。

体を動かしてみましょう

自律神経を安定させるのには、軽めに運動するのもいいと言われています。ウォーキングや軽めのランニング、水泳、ストレッチ、ヨガなど、ゆっくりとした運動はリラックス効果があり、ストレス解消に効果的です。

食事内容を見直してみましょう

朝はコーヒーなど飲み物で済ましてしまうという方もいらっしゃるでしょう。しかし、朝食は3食の中でも体調を整えるのに大切な役割を果たしています。寝ている間に下がった体温を上げ、自律神経を整えるには大切な役割をもっています。栄養バランスのいい食事を心がけるようにしましょう。

お風呂タイムでリラックス

忙しかったり、面倒でシャワーで済ましてしまう方も、是非、37℃~39℃のぬるめの温度で10分以上ゆっくり入浴してみて下さい。副交感神経が刺激されて緊張がゆるみ、自律神経がリラックスモード切り替わります。お好みの入浴剤を入れて自律神経をリラックスモードにしてみましょう!また、バスルームがユニットバス等で湯船につかるのが難しい方でも、桶にシャワーでお湯を溜めて体を洗っている間だけでも足を浸すなどして温めてみましょう。少しリラックスできますよ。

自律神経が整うとアレルギー症状も軽減

花粉症の症状で悩んでいる方は薬の服用と外出時のマスクや帽子で対策されていることでしょう。しかし、同じ花粉症でも症状が重い人と軽い人がいますが、自律神経が乱れがちな人は、花粉症やアレルギー物質に敏感で、季節の変わり目で症状が悪化しやすくなります。自律神経を整える事により花粉症やアレルギー症状の軽減も期待できます。上記に紹介した対策をして自律神経を整えるようにしてみましょう。

バスタイム

まとめ

いかがでしたでしょうか。
毎日の生活習慣やリズムを少し変えるだけで、自律神経の乱れによる不調が改善される場合もあります。まずは、軽く運動したり食事内容を見直すそして、ストレス解消法を見つけるなどして不調知らずの春にしていきましょう!