2021年9月27日

初期費用を抑えたい方は必見!敷金・礼金なし物件とは?

お部屋を借りる際に必要となってくる敷金・礼金。初期費用の一部ですが、中には「敷金・礼金の不要(無料)」の賃貸物件もあります。初めてお部屋を借りる人にとっては「敷金・礼金って何?」「何のために払うんだろう?」と疑問に思うはず。そこで今回は、敷金・礼金の意味や違い、敷金・礼金ゼロ物件がある理由、メリット・注意点などを紹介します。

賃貸マンション

敷金・礼金ってよく聞くけど一体どういう意味?

敷金とは

契約期間中に滞納があった場合の家賃債務や、部屋を損傷させた場合の修理費の担保として、先に預けておくお金です。契約が終了して部屋を退去する際、敷金の額から「家賃の滞納分や借主に責任のある損傷の修理費など(賃貸借期間に生じた借主の金銭債務の額)」を差し引いた金額が返ってきます。たいていが家賃の1ヶ月分を預けます。

礼金とは

部屋を所有する大家さんに対して、お礼の意味として支払います。敷金と違って、退去時に返金されることはありません。こちらも家賃の1ヶ月分が相場です。

地域によって少し違う敷金・礼金事情

関西エリアでは、現在は減りつつあるものの、敷金と似た意味合いの「保証金」「敷引き」という名目のお金がかかることもあります。保証金は敷金とほとんど同じ定義で退去後に部屋の清掃や修繕費などに使ったお金をそこから引いて残りを返還する仕組みになっています。一方、敷引きは、預かったお金の中から必ず引かれて返還されない お金のことを指します。礼金と似たような意味合いのお金となります。
現在では、インターネットの普及で情報が集めやすくなり、関東と関西、地方によるこの習慣の違いはなくなりつつあります。

敷金・礼金ナシのゼロゼロ物件とは?

近年増えてきている敷金・礼金の不要(無料)な賃貸物件。これが「ゼロゼロ物件」と呼ばれています。新生活を始めるための費用が抑えられるなんてとても魅力的ですよね。ではどんな物件が「ゼロゼロ物件」なのか紹介していきましょう。

人気のない物件
築年数が古い物件や需要に合わない間取りや条件(駅から遠い、駐車場がない、ベランダがない、日当たりが全くないなど)マイナス条件がある物件

古い物件
新しい物件に対抗できるように敷金礼金をなくして、安さをアピールしている物件

オフシーズンの空室対策
年明けから春先までの引っ越し時期(不動産業界の繁忙期)以外で退去されてしまうと、大家さんは空室を何部屋も抱えてしまい家賃収入が減って困ります。そこで、敷金・礼金を0円にすることで入居者を確保しようとされる対策の一つとして募集されます。

新築物件で大家さんが早く満室にしたい場合
ローンを組んでマンションを建てている大家さんが、家賃収入がないとローンの支払いが厳しくなるので短期間で満室にするために敷金・礼金を0円で募集されることがあります。

ゼロゼロ物件を借りるときの注意点は?

その1:いずれの場合も契約期間(1年または2年)満了前の短期解約には違約金がかかるという特約が設定されている場合がほとんどです。また通常物件のような「敷金」がないので家賃保証会社との契約が義務付けられることが多いです。

その2:契約にもよりますが、敷金として最初に預かる費用はないですが、原状回復費用に充てるお金として、部屋のクリーニング代を設けているところがあります。

その3:初期費用がかからない分、家賃が相場よりやや高めという傾向があります。

その4:物件によって定義やルールが違う場合があります。契約の前に説明される重要事項説明書に記載された内容や賃貸借契約書の内容をよく読んで理解しておくようにしましょう。

住宅街

まとめ

いかがでしたでしょうか。
新生活を始めるには初期費用を少しでも抑えたいですよね。いい部屋を少しでもお得に借りたい方は、繁忙期(年明けから春先)になる前(今がその時期です!)に探してみることをオススメします!なお、ヤマダ不動産では、全国の敷金・礼金0円物件をご紹介させて頂きます。ぜひ、お近くのヤマダ不動産までご連絡下さい。お待ちしております。

敷金・礼金0円賃貸を検索