2021年6月14日

カビを発生させない方法とは?

湿気の多い季節となりました。気温も日に日に上がり、各地で30度越えの真夏日が観測され、いよいよ2021年の夏がやってきた感じですね!そして、このジメジメ感と気温の上昇はカビが繁殖する最適環境なのです。油断しているとお家のいろんな所にカビが生えてしまうかもしれません!カビが出現する場所は食べ物、風呂場、部屋の隅、そしてカビの色は緑、黒、ピンク、想像するだけで気持ちが悪いものです。そうなる前にカビ対策をしませんか?カビの発生原因から予防・除去方法まで知って、厄介なカビが家中に生える前に対策できるように、カビについて詳しく紹介します!

カビのイメージ

カビってそもそも何?

カビとは、微生物群の一種で、菌の仲間です。地球が誕生して約45億年といわれる歴史の中で、30数億年前にはすでに生まれていたそうです。そんな太古の昔から生息してることからわかることは、生命力が強く、どんな環境であろうとも生きていけることですね。

カビはどこからくるの?

油断しているといつの間にか、姿をあらわすカビ。一体どこから来るのでしょうか?カビの生態から見ていきましょう。

カビのライフサイクル

カビの一生はとても小さな胞子に始まり、植物のように発芽し、細胞分裂しながら成長します。やがて菌糸が十分に伸びて成熟すると、新たな胞子を作って空気中に舞い上がり、動物や鳥、昆虫についたり、風によって移動して新たな場所に着床します。そこでまた発芽と成長、胞子飛散を繰り返してエンドレスな一生を送るのです。

空気中に常にあります

見た目もあまり気持ちのいいものではないですよね。ボワボワっと毛が生えたように見えるものや、ゴムパッキンの黒ずみ、そしてお風呂場の壁や床の赤カビ!色んな種類のカビがありますが、どんな空間でもカビの胞子が浮遊していますので、知らず知らずのうちに、私たちはカビ胞子を吸い込んで暮らしています。

カビは悪者なの?

私たちの生活の中に常にカビ胞子が漂っていますが、少量を吸い込む分には問題ありません。基本的に、体内に入ったからといってすぐに強い毒性があるわけではないようです。しかし、カビが付いている食べ物を口にしたり、根を生やして大量の胞子を出しているものを吸い込むと、ぜん息やアトピー性皮膚炎など、アレルギー性疾患の原因となる場合もあります。また、免疫力が極端に落ちている人が吸い込むと、感染症発症の可能性もあります。

カビが好む環境

カビが発生する条件は湿度・温度・栄養に関係があります。この3つの条件が揃うと、カビ胞子が付着した場所から、カビが姿を現します!

温度
最適温度は25℃~35℃前後で生育します。

湿度
一般的なカビは湿度80%以上で出現。乾燥状態を好む一部のカビは65%で発生します。

栄養
たんぱく質や炭水化物、油脂などの有機物が栄養になります。主に皮脂汚れやほこり、食べこぼしなど。

梅雨時期から真夏そして秋頃まで、日本の季節は上記の条件が揃いやすいので、カビには最適な環境といえます。

カビを発生しないようにするには?

できれば、カビを見たくないですよね。発生させないためには、上記の3つの条件をできるだけ揃えないようにすることです!では、気になる防御策を詳しくみていきましょう。

換気

湿気を取ることが一番カビが発生しにくいので、まずはお部屋に新鮮な空気を取りいれたり、扇風機や換気扇を回して乾燥させましょう。また、換気がしづらいクローゼットや靴箱などの収納スペースは、使い捨ての除湿剤など設置しておくと効果的です。

こまめな掃除

カビにとっての栄養をできるだけ除去することにより、カビは発生しにくくなります。食べこぼし、ほこりがないように定期的に掃除しましょう。

カビ取り洗剤を使って除去

カビ取り洗剤を使える場所や素材のものであれば、カビを根こそぎ除去できるので、効果的です!ただし、カビを抹殺できるくらい強力なので、使用する場合は必ず、使用方法等を確認して下さい。

掃除

まとめ

今回はカビについてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
カビは、見た目が気持ち悪いだけでなく、健康被害も引き起こす可能性があります。カビが生えにくい環境を保つことと、早めのカビ取りをして、快適な空間でこの夏を過ごしてはいかがでしょうか?