2019年11月27日

老後も安心して暮らしたい!老人ホームで受けられる医療とは?

老人ホームへの入居を考えているけど、医療体制が充実している施設だと安心感が増しますよね。
どの程度医療行為を受けたいのか、医療を受けられる施設の種類は何なのか分からない事がいっぱいです。
残り少ない人生とはいえやはり安心して暮らしていきたいものです。
そこで老人ホームで受けられる医療や、施設の種類をご紹介していきます!

医療行為を行っている施設の種類

老人ホームで勤務されている介護スタッフの方や、看護職員は医師の指導の下であればある程度の医療行為が認められています。
より専門的に医療行為を求める場合は医師が配置されている施設を選ぶ必要があります。

施設名医師の配置義務看護師の配置義務 医療行為
老人保健施設ありあり充実している
特別養護老人ホームあり(非常勤可)あり施設による
有料老人ホームなしあり施設による
グループホームなしなし(任意)充実していない

厚生労働省が設けている特別職員配置基準では、医師や看護職員の配置義務と医療行為の可否を定めています。
より充実した医療行為を受けたい場合は老人保健施設に入居することをオススメいたします。
比較的お値段も控えめのグループホームでは、医師・看護職員共に配置義務はありませんので、施設に配置の有無を確認しましょう。

受けられる医療って何があるの?

先ほどもご紹介しましたが、医師だけではなく看護職員や介護スタッフの方でも医師の指導があればある程度医療行為が認められています。
各施設どの程度の医療を受けることが出来るのか紹介いたします。

介護スタッフが行える医療行為

基本的に介護スタッフは専門的な知識を要しない簡単な医療行為となります。

  • 体温測定
  • 自動血圧計に血圧測定(水銀血圧計による血圧測定はできない)
  • 軽傷の治療(絆創膏を貼るなど簡単な物)
  • 軟膏の塗布(褥瘡の処置は不可)
  • 湿布の貼付(医療用麻薬は不可)
  • 点眼薬の点眼
  • 一包化された内包薬の内服介助
  • 座薬の挿入
  • 鼻腔粘膜への薬剤噴射の介助

看護職員が行える医療行為

看護職員は専門的な知識を要しない医療的ケアになります。老人ホームだけで行われるのではなく、在宅ケアでも行われる物もあります。

  • インシュリン注射・褥瘡の処置
  • 痰の吸引
  • 中心静脈栄養や胃ろうなどの経管栄養
  • 在宅酸素や人工呼吸器の管理

介護スタッフと看護職員の医療行為には上記のような差がありますので、ご自身やご両親の介護度合いによって決めていくようにしましょう。

医療機関との連携


介護付き有料老人ホームの場合は施設運営基準として「協力医療機関」と協力契約を結ぶよう定められています。
看護職員を通じて、肥満や血圧など健康管理面のアドバイスを行ったり、健康相談、定期検診を受けることが出来ます。
緊急対応してくれる医療機関と連携している場合は緊急時の対応設ける事が出来ますので、より安心ですね。

入院が必要になった場合は優先的に入院することが出来たり、送迎サービスや付き添うサービスを提供している施設もあります。
また、必要な日用品は施設から支給を受ける事が出来る場合もありますので、何のサービスが受けられるのか細かく確認しておきましょう。

看取り体勢

最近では延命治療を希望せず、施設での見取りを希望する方やご家族が増えてきています。
施設での尊厳死には24時間看護職員が対応できること、臨終に立ち会えて死亡時刻が確認できる医師がいる必要があります。
勿論ですが、言った言わないがあってはいけませんので、ご本人やご家族と施設スタッフでしっかりと話し合い終末ケアの同意書を交わします。
もしも気持ちが変わった場合はその旨を伝えて、取り下げてもらうことも可能ですのでご安心ください。

最後に

老人ホームで受けることが出来る医療の種類と受けられる施設をご紹介しましたがいかがでしたか?
介護の必要度によって施設を選んでくる必要がありますので、各施設のサービス内容をきっちり確認しましょう。
ホームページで施設を比較検討するだけではなく、資料請求をしたり、体験入居で実際に最終チェックするとなお安心です。

ヤマダ不動産では老人ホームの紹介も行っていますので、ぜひ一度お近くのヤマダ不動産までお越しください。

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