2018年11月27日

老人ホームや介護施設って一体相場いくらなの?費用を徹底調査!

超高齢化社会と呼ばれる現在、内閣府の白書を確認すると高齢化率は27.7%となっているようです。

我が国の総人口は、平成29(2017)年10月1日現在、1億2,671万人となっている。
65歳以上人口は、3,515万人となり、総人口に占める割合(高齢化率)も27.7%となった。
65歳以上人口を男女別にみると、男性は1,526万人、女性は1,989万人で、性比(女性人口100人に対する男性人口)は76.7であり、男性対女性の比は約3対4となっている。
また、65歳以上人口のうち、「65~74歳人口」は1,767万人(男性843万人、女性924万人、性比91.2)で総人口に占める割合は13.9%、「75歳以上人口」は1,748万人(男性684万人、女性1,065万人、性比64.2)で、総人口に占める割合は13.8%である

引用元:高齢化の現状と将来像

高齢者の方は年々増加の一途で、親御さんにもそろそろ老人ホームや介護施設の入居を考える方が増えてきているのではないでしょうか?入居にかかる費用は一体いくらかかるのか、相場はいくらなのかを徹底的にご紹介いたします。

そもそもどんな費用が必要なの?

老人ホームや介護施設への入居には様々な費用が掛かってきます。月額でお支払いしなければいけない物や、入居前にお支払いしなければいけない費用など実は多くのお金が必要になってきます。

■ 月額費用

  • 介護サービス費(1割負担)
  • 食費
  • 管理費(光熱水費)
  • 部屋代
  • 月額利用料
  • 日常生活費



施設にもよりますがおよそ10~20万円前後の月額費が必要となってきます。介護サービスに関しては本来の費用の1~3割のみとなります。入居者本人がどの程度の質の生活を送るかにもよりますが食費やおむつなんかの費用をお支払いしていかなければなりません。

施設によってはレクリエーションの際に必要な費用も請求される事がありますので、施設によって何を月々お支払いしなければいけないのかしっかり確認を怠らないようにしましょう。

■ 入居一時金

老人ホームの入居に必要になってくるのが入居一時金です。全体の一割程度の施設では入居一時金を支払わなくてもよい施設もあるようですがまず必要になってくると考えておきましょう。お支払いが必要ない施設もあれば数千万円から1億円以上お支払いが必要になる施設もありますのでよく注意して見ておきましょう。

そもそも入居一時金とは施設のサービス費用の前払いの意味を持っています。これを支払う事によって月々の費用が抑えられています。ご高齢での入居という事で住居期間はある程度想定されますが、その想定を超えた期間のお家賃という役割も担っています。想定居住期間を超えた場合どうなるの?と不安になった方もいらっしゃると思いますが、お家賃にその分上乗せされるという事はありません。

一度お支払いした入居一時金は、施設ごとに初期償却率・償却期間によって一定の金額ではありますが毎月償却されていっています。償却期間に至らなかった場合に関してはこのお金は返還されます

賃貸で言うところの敷金や保証金といった感じだと思えば分かりやすいかもしれませんね。

※ここに注意!初期償却※
先ほど入居一時金は償却期間に達しない場合は返還されるとご説明しましたが、初期償却を行う施設が一般的となっています。そうなると基本的に変換はありませんので、償却のタイプを確認しておいてくださいね。

気になる相場を知ろう!

さて、気になる相場に関しましてですが、各施設の役割によって金額が違ってきます。0円で済む施設もあれば数億円単位でお支払いが発生する施設もあります。また、地域によっても金額は大きく異なってきますので、目安程度にご覧ください。

施設の種類公的/民間入居一時金の相場月額費用の相場
介護付き有料老人ホーム民間施設0~数千万円15~35万円
住宅型有料老人ホーム0~数億円15~35万円
サービス付き高齢者向け住宅0~数十万円10~30万円
グループホーム0~数百万円15~30万円
特別養護老人ホーム公的施設0円6~15万円
ケアハウス(軽費老人ホームC型)数十万~数百万円 15~30万円

まずは気になる施設をインターネットなどで情報収集し、5施設程資料請求をしてみて比較検討してください。その中から更に絞り込んで体験入居をするなどして入居者ご本人が笑顔になれるような施設を探していきましょう。

上乗せ介護費って何?

施設では入居者様3名に対し1名の看護または介護職員を配置することになっています。介護保険法によって定められた人数よりも多く介護の職員の配置がある場合に入居者に求める負担の事です。配置が多ければ多いほど介護は手厚く受けられそうですよね。施設情報や運営規定に人数の記載がありますので、ぜひ参考に見てみてください。

最後に

老人ホームや介護施設で必要になってくる費用をご紹介しましたが、いかがでしたか?老後の事や残された家族の事を考えると老後貯金は早めにスタートした方がよさそうですね。年金があるから大丈夫!と安心せずにしっかりと必要なお金は用意しておきましょう。

安価な施設もありますがそれにはそれなりの理由がありますので、数ある施設の中から最適な施設を探し出すのは時間も労力もかかりますが、楽しい余生を過ごしてもらえるようしっかり比較検討してくださいね。

ヤマダ不動産では老人ホームのご紹介も行っておりますので、気になる方は各店までご相談ください。

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