2019年7月26日

不動産売却 必要な書類を知ろう!

実際に買い手が見つかり、契約を結ぶ時できるだけスムーズに取引したいのは、売り手も買い手も同じ思いですよね。できるだけ短期間で安心して確実に契約を交わすには、事前準備が必要になってきます。今回は、不動産売却の契約で焦らないように契約に必要な書類をご紹介したいと思います。

物件売却に書類は必要?

物件を売却する上で、まず初めにすることは不動産仲介業者に相談し、買い手を探してもらわなければなりません。その際に、物件の情報が明確であることが必要不可欠です。募集を出す際にも情報が多いに越したことはないです。売り手も買い手も気持ちよく取引を行うために物件売却の書類は必要です。

必要な書類

必要になる書類は大きく分けて2つ

売りに出す時に必要な書類

1.登記簿謄本or登記事項証明書類
地番、家屋番号、評価額、面積、築年数が記載されています。

2.売買契約書
不動産業者を仲介した際には必ず必要となる書類で様々な取り決めが記載されています。

3.物件を購入時の重要事項説明書
物件の構造、設備の詳細、契約条件など細かい事項の説明が記載されています。

4.登記済権利書or登記識別情報
土地の所有権を取得した時に発行される土地の権利証です。

5.土地測量図・境界確認証
売却する土地の境界線の位置、建物の図面などが記載されています。
※地域によっては、地域の取り決め記載した建築協定書も必要。

6.固定資産税納税通知書および、固定資産税評価証明書
売り手がその年に納めた固定資産税が記載しており、精算する際に必要になります。

7.物件の図面、設備の仕様書
間取りや設備の詳細が記載されています。

8.建築確認済証、および、検査済証
戸建てを売る際に、物件の建築基準や建築物の安全性検査が満たされているかどうかの証明書です。

9.建築設計書、工事記録書
設計や工事の詳細が記載されています。

10.マンションの管理規約、使用細則、維持費関連書類
マンションを売る際に、マンションの管理規約、修繕改善費などの買い手が負担しなければならない費用や規約が記載されている書類です。

11.耐震診断報告書、アスベスト使用検査報告書
耐震診断やアスベスト検査を受けている場合のみ提出しなければならない報告書です。

買い手に引き渡す時に必要な書類

1.本人確認書類
運転免許書などの本人かどうか確認できるもの。

2.実印、印鑑証明書
売却する本人の実印と印鑑証明書
※所有者が複数いる場合は、全員の実印が必要です。

3.住民票
現住所が登記上の住所と異なる場合に必要です。

4.銀行口座の通帳
大金が動くため、銀行振り込みの際に必要。

5.ローン残高証明書
売り手がローンの残高がある場合、買い手へのローンの引継ぎがあるため証明書が必要。

6.物件のパンフレット 
購入時のパンフレットなど(あればよい)

必要書類を集める上での注意点

登記が最新ではない場合、登記完了に時間がかかる

所有者の情報には住所などの記載があり、これらの情報が最新でなければ、売却する物件の権利を買い手に移転する作業に時間がかかるので事前に済ませておくことが大切です。

買い手の立場で書類を集める

必要書類の中には物件紹介の書類も含まれており、買い手が欲している情報を考慮して必要書類を集めることで、買い手も満足して購入してもらえることが大切です。

敷地の境界は早めに明確化する

土地側面図・境界確認書類を用意する際、土地の面積を正確にしないといけません。境界線があいまいな場合、隣家とのトラブルの原因になるので話し合って境界線を確定し、スムーズに契約が進むようにしましょう。

最後に

不動産売却での必要書類についての紹介しました。買い手も売り手も気持ちよく取引するためには、様々な書類が必要不可欠です。必要書類は多くの種類があり、すぐに集めることもできないので売却を決めた後できるだけ早く書類を集め出すことで取引が始まってからも焦らず、スムーズに早く進行します。事前準備をすることで確実に買い手に情報を提供できるので不動産売却を考えている方は本記事を参考に実践してみてはいかがでしょうか。