2020年6月16日

インターネット無料物件は本当にお得?無料物件に向いている人・向いてない人。

部屋探しをしていると「インターネット使用料無料」「ネット完備」「インターネット対応」など記載している物件をよく見かけます。
もう既に部屋にネット完備されているなんてお得!と思う人もいるかと思います。
今回は、インターネット使用料無料物件が向いている人や、「完備」「対応」の言葉の違いそして、注意点についてご紹介します。

インターネット使用料無料物件とは?

通常、賃貸物件に引越ししてからインターネットを利用しようとすれば、個人でインターネット回線を契約し、月々の利用料を支払わなければなりません。
ですが、インターネット使用料無料物件では、個人の契約をしなくても無料で利用できます。
インターネットを利用する時間が長い人にとってはすぐにでも飛びつきたくなる特典ではないでしょうか。
では、どんな仕組みになっているかメリット・デメリットを比較しながらみていきましょう!

しくみ

マンションなど全体で同じ回線を契約しています。工事不要でケーブルをつなげるだけもしくは、カフェや公共施設、宿泊施設などと同じような、無料Wi-Fiのしくみになっている。
ただし、Wi-Fi環境でインターネットを利用する場合は、無線ルーターを準備する必要の所もあるので要注意。

メリット
毎月のインターネット代がかからない
Wi-Fi環境にすれば、スマートフォンのパケット代節約
工事が不要
退去時にインターネットの違約金を支払わなくて良い

デメリット
回線が混みあって速度が遅い可能性がある
好きな回線・プロバイダを自分で選べない
セキュリティリスクがある

使い方次第でメリットになる

セキュリティが万全で、日中は家の外で仕事をしていて、夜に少しだけブログを書いたり、ネットサーフィンでニュースなどを閲覧したりする程度の使用頻度の人にはメリットがあるのではないでしょうか。
逆にタブレットでゲームをしたり、パソコンでショッピングをしたりする人には、画像などのダウンロードに時間がかかることが、ストレスとなってしまう可能性も。
夜に帰宅してテレビの代わりにインターネット動画を観たりするには通信速度が必要なので要注意です。

インターネット使用料が無料の物件はインターネットの使用頻度によってメリット・デメリットが変わってくるので、自分の生活スタイルに合わせて検討しましょう。

「ネット完備」「インターネット対応」

インターネット完備
これは各戸まで回線が届いていて、さらにプロバイダとの契約が済んでいる状態のこと。入居者はケーブルを端末につなぐだけで、すぐにインターネットが使える。面倒な回線工事の手配やプロバイダとの契約は不要です。ただし、インターネット使用料は無料ではありません。

インターネット対応
マンションなどの共用部まで回線が来ている状態のこと。これに対応していないと戸建て住宅と同じように個別に回線を引く必要があります。ただし、共用部から部屋まで回線を引くための工事申し込みは入居者自身が行い、その費用も負担しなけれなりません。プロバイダへ申し込みも同様です。もちろん使用料は無料ではありません。また、回線工事をする事を事前に大家さん確認連絡しておきましょう。勝手にするとトラブルになる事もあります!

注意点

家賃や管理費・共益費に利用料金が含まれている事があります。もしも入居後に無料のインターネットが不満で、自分で他のインターネットを契約した場合、 二重にインターネット料金を払う可能性もありますので、よく確認しておきましょう。
インターネット無料物件のなかには、セキュリティ面がゆるい所もあります。同じルーターに接続している自分のパソコンの情報が見られてしまう危険性あり!セキュリティに関しては、必ず事前に不動産会社か大家さんに確認しておきましょう。

まとめ

現代社会ではもう手放す事が出来ない、インターネット環境。
少しでもお得に使いたいのは、誰でも思いますよね。
インターネット無料物件は使い方次第で、お得に感じたり、速度が遅くてイライラしたり事もあるかと思います。
無料物件にこだわらず、ご自身にあったライフスタイルで快適なネット環境を検討してみて下さいね!