2020年2月29日

安心の老後のためにはどのような住まいを選べばいいのか?

マンションや一戸建てを購入するタイミングは各世帯それぞれであり、正解はありませんが
結婚時 子育て期 定年時などでのタイミングでご購入される方が多いかと思います。
老人ホームを考えるにはまだまだ早すぎる・・という方に。
今回は、第二の人生を考えはじめる50代60代の方にとっての住まい選びのポイントをご紹介したいと思います。

住み替えのタイミング

今まで普通に快適に暮らしていたけれど、新たに購入や賃貸に住み替えをしようと思うきっかけがあるかと思います。

・子供が独立して夫婦二人になった時
・定年退職で退職金が入ってきた時
・家が老朽化してきたから
・バリアフリーなど老後の安全性を考えた時

近年、医療の発達もあり日本人の平均寿命が更新されつつあります。
「子どもが生まれて成人するまでの20年」と「子どもが巣立った後の人生」の方が長い場合が多くゆとりのある第2の人生のスタートのために、元気なうちに次のステップへの考えを一度検討しておいてもいいのではないでしょうか。

物件を選ぶポイント

では、住まいを選ぶ際の、希望や条件のポイントをみていきましょう。

一戸建てかマンションか

シニアの団塊世代では郊外の一戸建てやファミリータイプの広いマンションにお住まいの方が多いようです。
一戸建てからマンションへ、または、郊外の広いマンションから駅に近いコンパクトマンションへ住み替えるケースがあります。

●マンション
オートロックなどのセキュリティが優れている
階段や段差がなく、バリアフリー化が進んでいる
日常の清掃やメンテナンスを管理会社に委託しているため、自ら手間をかけて管理する必要がない

●一戸建て
上下階や隣室の騒音などの心配がない
管理費や修繕積立金、駐車場代といった毎月のランニングコストがかからない

新築か中古か

「家の老朽化」をきっかけに住み替えを決める方もいらっしゃるかと思います。
前の家に30年住んでいたから新しいのがいい。。という方は、最新の設備、性能が充実していたり、「前に誰も使ったことがない」という満足感も得られる新築物件がオススメです。
ただし、新築物件は値段が高く、また、購入時に未完成な場合も。
一方、住み慣れたエリア内で値段が安く、購入時に、設備や間取りを確認することができる中古物件という選択する方も増えています。
中古物件の方が物件数が豊富なため、お気に入りの物件が探しやすいメリットがありますよ。
あえて中古物件を購入し、自分の生活スタイルに応じた間取りやバリアフリーを「中古購入+リフォーム」にチャレンジするのもいいかもしれません!

都市部か郊外か

「都市部に住みかえる」パターンと、「郊外に住みかえる」パターンが考えられるかと思います。
子育て期は空気のいい郊外でゆったりと生活していたのを、交通の便もよく、買い物も便利で、病院等も近くにある都市部に住み替えを選択されるケース。
または、第二の人生は自然豊かで地価が安く、広めの居住空間でのんびり暮らしたいなど。
今後のライフスタイルを考えると、どちらを選択するかは好みが分かれるポイントかと思われます。 

子供世帯と同居・近居

老後の住みかえの場合、子供たちや親たちとの距離も重要な検討材料になります。
子供世帯と同居するため、二世帯住宅に建て替えたり、子供の希望するエリアに住み替えるケースもあります。
家族とよく話し合って、互いの希望を確認してみましょう。

住み替え費用の予算

50代60代の住み替えでは、余裕を持った資金計画を立てることが大切です。
老後の住み替え費用は、「住宅ローン」「現在のマイホームの売却資金」「退職金・その他預金」が柱になります。
高齢になると収入が限られてくるので、生活資金として、ある程度の貯蓄も残すことも考えない心配ですよね。
定年後の生活資金がいくらぐらい必要かなど、老後のライフプラン全体を視野にいれて予算を検討することをオススメします!

住み替えの注意すべき点

<一戸建て→マンション>
・今までなれていない上階・隣室の生活音が気になる可能性も。
・管理費・修繕積立金・駐車場代といったランニングコストがかかることも考慮しておきましょう。

<マンション→一戸建て>
・セキュリティー問題
・段差、階段がある場合が多い。
・庭の手入れや建物維持の事も考えておきましょう。

・定年後の生活費の事も考え資金計画を十分にしておく必要があります。
・住み慣れた住居を替えるということはかなりのストレスになる事も考えらます。

最後に

いかがでしたでしょうか?
今回は第二の人生を考え始める50代60代の方の住み替えについてご紹介しました。
今は心身ともに元気でも、10年後、20年後のシニアライフを想像してみてください。
理想的な住居は自分にとって安全・安心・快適・便利な住まいです。
年齢を重ねるごとに変化していくライフスタイルや体の状態に合わせて、より快適な暮らしを実現させてみては
いかがでしょうか。