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2024年11月21日

冬でも要注意!高齢者が脱水症になりやすい原因と対処法

冬場の原因不明の頭痛や胃もたれなどの体調不良は、実は脱水症によるものかもしれません。体内の水分量が不足したときに起こる脱水症は、食事や水分の摂取量が減りがちな高齢者に起こりやすく、注意が必要です。
高齢になると喉の渇きを感じにくくなり、特に冬は、夏と違い暑さで汗をかくことも少ないため、水分補給を怠ると、気が付かないうちに脱水症状に陥ることがあります。この段階で正しい処置を施さないと、重症化して命にかかわることがあります。
今回は、万が一、脱水症のサインが現れても、慌てずに対処できるように、高齢者の脱水症の原因、応急処置と予防法についてご紹介します。
水分補給

高齢者が脱水になりやすい理由

脱水症は年齢を問わず誰にでも起こりうる可能性がありますが、特に高齢者が脱水症に陥りやすいのには、高齢者特有の理由があります。

身体の水分量と筋肉量が減る

身体のほぼ半分を占める水分量(体液)は、成人だと体重の約60%ですが、65歳以上の高齢者の場合は約50%に減ります。加えて、高齢になると水分を備蓄できる筋肉量も減るため、若い頃よりさらに脱水症になりやすいといえます。

喉の渇きを感じにくい

高齢になると感覚機能が低下し、口の渇きに気づきにくくなるので、喉が渇いていないと思って水分を摂らないままでいると、自覚症状がないうちに脱水症をおこしやすくなります。
また、冬場はマスクをしているので、より喉の渇きに気付きにくくなります。

トイレを避けるため水分を十分に摂取しない

筋力が衰えてトイレまでの移動が億劫になったり、尿失禁を心配して、トイレに行く回数を減らそうと水分の量を控えてしまう人も多いようです。

腎臓機能の低下

体内の水分量を調整する役割がある腎臓の働きも加齢とともに低下するため、体内の水分や電解質を留める力が落ち、脱水症の原因になることもあります。

食欲不振、嚥下障害による水分摂取量の低下

1日の水分摂取量は、「食事+飲み物」で約2リットルが必要とされています。
高齢になると運動量も低下し水分を摂取する行動が妨げられたり、食欲不振や、食べ物を飲み込むことが困難になる嚥下障害などにより、食欲が低下し、食事量が減ると、毎日の食事から十分な量の水分を摂取することができない状況から起きる場合もあります。

利尿作用のある薬を飲んでいる

血圧を下げる降圧薬には利尿作用をもたらす種類があり、尿の排出で必要な塩分や水分が不足して脱水症を引き起こすことがあります。

脱水症のセルフチェック法

次の症状に該当するときは、脱水症に陥っている可能性があるので注意が必要です。

●手の甲をつまむ
手の甲をつまみ上げて離した後、跡が3秒以上残る
●口内の状態
舌が赤黒く乾いている。口の中が粘ついたり、つばも少なく、飲み込みづらい。
●爪を押す
爪を押して離した時に、元の赤みに戻るのに3秒以上かかる
●尿の色の濃さ
体内の水分量が少なくなり脱水症が進むににつれて、濃い黄色→オレンジ色→茶褐色と、尿の黄色味が濃くなっていきます。

脱水症のサインと対処法

脱水症のサインを軽度から重度までご紹介します。
万が一脱水症のサインが現れても、すぐに対処できるように、応急処置の方法をチェックしておきましょう。

軽度


 
 
・肌や唇が乾燥してかさつく
・立ちくらみや、めまいがする
・食欲不振や、食べ物が喉を通りにくい
・倦怠感やだるさ
 
 
 
 

◇対処法
通常の水分補給であれば、スポーツドリンクでも十分ですが、軽度から中程度の脱水症を起こしている人には、十分な水分と、体の機能調節に必要不可欠なミネラルである電解質を補える、経口補水液が適しています。嚥下障害がある場合は、ゼリータイプの経口補水液がおすすめです。医師から塩分摂取についての指示がある場合は、飲ませる前に相談してください。

脱水症の症状が現れてから4時間以内に、経口補水液を500~1000mLを目安量として無理のない速さで飲みましょう。その後は、ゆっくりと飲みながら様子を見ましょう。水の場合は、1日あたり2Lが目安となります。
尿量が増えてきたり、尿の色味が薄くなってきたら、脱水症が改善されている証拠です。食欲もでてきて、食べることができるようになってきたら温かく消化のいい食べ物(おかゆ・よく煮たうどんなど)を少量から、様子を見ながら食べる量を増やしていきましょう。

中度

・頭痛
・トイレの回数が少ない
・胃もたれや下痢など、腹部の不快感
・吐き気

◇対処法
中度の脱水症の場合も経口補水液を摂取しましょう。下痢の症状がある場合は、排泄する度に水分を少しずつ摂取します。嘔吐した場合は、最初はティースプーン1杯分の経口補水液を、5~10分の間隔をあけて飲み、徐々に増やしていき、吐いた量と同じくらいの量を飲む必要があります。
落ち着いてきたら軽度の脱水と同じように対処してみましょう。

重度

・意識障害など、話しかけても反応しない
・身体がけいれんしている

◇対処法
口からの水分摂取では間に合わない可能性があるため、すみやかに病院に行き医師の診断を仰ぎましょう。自己判断で対処すると、命の危険もありますので、病院で点滴などの医療処置を受ける必要があります。

自宅で出来る経口補水液の作り方

1Lの水に食塩(3g)と砂糖(40g)を溶かし、レモンやグレープフルーツなどの果汁を加えるとスッキリと飲みやすくなり、カリウム補給にもなります。

予防

脱水になりやすい高齢者が脱水症を防ぐための、簡単に取り入れやすい予防や対策をご紹介します。

自分に合ったこまめな水分摂取

必要な量には個人差がありますが、1日に1,000~1,500mL程度の水分をこまめに摂る習慣をつけましょう。
慢性的に水分が不足しがちな高齢者の場合は、服薬と同じように1日の中で時間を決めて、こまめに水分を摂ることがポイントです。
まずは、朝起きた時にコップ1杯以上の水を飲みましょう。就寝中も汗をかき、体液が減っているため水分が不足しています。そして、のどが渇いていなくても2~3時間おきに水分を摂取することを心がけましょう。
また、食事から摂取する水分も必要不可欠のため、汁物で食事の水分量を増やしてみるのもよいでしょう。牛乳、ヨーグルト、甘酒、果物などを、メニューに加えると、水分も栄養も補給できます。特に朝食はしっかりとりましょう。

乾燥対策を行う

水分補給をするだけではなく、唇や皮膚など乾燥している部分を保湿し、水分の蒸発を防ぐのも冬の乾燥する時期は特に大切です。
加湿器や濡らしたタオルを室内に干して湿度を保ったり、定期的に窓を開けて換気をして、室内の気温・湿度管理などで乾燥対策も併せて行うと効果的です。

まとめ

高齢者の脱水症は自身も気が付かないうちに陥る事もあります。高齢者が脱水症になりやすい理由として、身体の水分量低下、喉の渇きを感じにくい、食欲不振などさまざまな理由があります。
こまめな水分摂取を意識し、できるだけバランスの良い食事を心がけたり、乾燥対策をして、健康的に過ごして脱水に気を配りましょう。

2024年10月31日

マンションは何階が住みやすい?生活スタイルで変わるおすすめ階数

住まい選びでマンションを検討する際、住む階数によって住み心地が異なるため、階数を決めるのはとても大事なポイントとなります。同じ間取りでも階数が違えば、住環境や価格などに差が出てくる物件もあります。
マンション物件の階数にはそれぞれに特徴があり、自分に合った階数を選べるかによって住み心地は大きく変わります。
今回は、マンションの階層ごとのメリット・デメリットを解説し、ライフスタイルや考え方に合う合わない階を紹介します。何階がご自分に合っているか迷われたりわからない時に、ぜひこちらの記事を参考にしてみてください。
メリットデメリット

マンション階層別のメリット・デメリット

それぞれのメリット・デメリットは以下の通りです。
本記事では、2階~5階を低~中層階、6階~を高層階に分類し、それぞれの階数の特徴について、さらに掘り下げていきます。メリットデメリット

1階のメリット

一般的にマンションの価格は、下層階よりも上層階の方が高く、1階がもっとも安い物件が多い傾向にあります。
エレベータを使わないので通勤通学時間帯の混雑や待ち時間も省けるため、外出しやすいというのも大きな魅力といえます。引っ越しやゴミ出しもスムーズに行え、外出先から帰るときもベビーカーや車いす、重たい荷物を運ぶのが苦になりません。万が一、火事や地震など災害が発生してもすぐに避難できます。
また、1階は下の階がないので、足音などの生活音を気にする必要も少なく、専用庭がある物件の場合は、ガーデニングを楽しんだり、子どもと庭で遊んだりなど戸建住宅のように暮らせるのもメリットです。

1階のデメリット

大体のマンションでは、外周に塀や植栽を設置してプライバシーや安全確保をしていますが、あまり大きな外周で囲ってしまうと、日当たりが悪くなってしまうため、完全に外から見えない設計にすることはできません。
そのため、1階で窓やカーテンを開放すると、プライバシー性や防犯面でもリスクが高いといえます。1階は最も侵入が容易であるため、特に女性の一人暮らしで1階を検討する際には、入念にプライバシーや安全性のチェックをしておく必要があります。
そして、マンションは気密性が高いため、日当たりや風通しが悪いと湿気がこもりやすくなってしまうので、特に1階の場合はこまめな換気や除湿対策が必要です。
また、近隣の河川が氾濫した場合、床上浸水などの水害による被害を受けるリスクも高いと言えます。各自治体が作成しているハザードマップの確認と、1階の場合は特に注意して水害対策を練っておいたほうがいいでしょう。

低~中層階のメリット

マンションの価格も、1階よりは高くなりやすいものの、高層階や最上階と比べれば低く抑えられるでしょう。専用庭があるマンションの場合は2階よりも1階の方が、家賃や購入価格が高く設定されていることがあるので、お買い得な物件も多数あります。
そして、1階と同じようにスムーズな外出が可能であり、通勤や通学の時間帯にエレベーターを待たずに階段で移動することもできます。
低・中層階には、過ごしやすい気温を保てるというメリットがあります。上下に部屋があるため、寒い時期は熱が逃げにくく暖かい一方で、高層階に比べると直射日光を避けられるため、暑い時季でもエアコンが効きやすく比較的涼しく過ごせます。
ある程度の高さがある中層階なら、通行人から室内が見えないので、カーテンや窓を開けて過ごすこともできますが、防犯には注意する必要があります。

低~中層階のデメリット

2階以上になると、階下への生活音の配慮や、上の階の生活音が気になったり、注意しないと住民トラブルに発展する可能性もあります。
そして、低階層は車の走行音や通行人の話し声などが騒音となる場合もあります。さらに、幹線道路などに面している場合、中階層にあたる5階までの高さは車の排出ガスや騒音が気になってしまうこともあります。
周辺の建物など、立地によって日当たりや眺望が立地によって左右したりもします。日当たりを重視したい方は、内見時によく確認しておきましょう。

高層階のメリット

周囲に高い建物がなければ、高層階は、眺望がよかったり、外からの視線も気になりにくくプライバシーも確保できるので、カーテンを開けて外の景色を眺めながらゆっくりと過ごすこともできます。
さらに、虫が侵入しにくかったり、部屋が道路から離れているため騒音が聞こえにくかったりと、リラックスして過ごせる条件がそろっています。そのため、静かで快適な住環境を確保しやすくなります。
また、プライバシー性が高いということは防犯性が高いということでもあり、窓やベランダから不審者が侵入したり、外から観察することも困難で、リスクも低いと言えます。
日当たりや通気性にも恵まれるので、日中は照明をつけなくても過ごすこともできたり、バルコニーの洗濯物もしっかり乾きます。

高層階のデメリット

マンションは階数が上がるほど物件価格や家賃が高くなるのが一般的なので、高層階は物件価格が高いことが挙げられます。
方角によってはメリットであげた日当たりや風通しがいい点がデメリットとなり、風が強い日はバルコニーに干せないこともあったり、夏は室内が暑くなりやすいという側面もあります。バルコニーの利用に関しては、管理規約によっては、落下などの事故防止や景観の観点から、洗濯物を干すことを禁止しているケースもあるため、事前に利用条件を確認しておく必要があります。
その他、朝の通勤通学時にエレベーター待ちが長かったり、ゴミ出しなどちょっとした外出も億劫になったりと、気軽に外出しにくいという点もあげられます。
高層マンションの中には、地上までゴミを持って降りなくても捨てられる機能が備わっている物件もあるので、そういった物件を選択することでデメリットも解消できます。

地震が発生した際には、高い階層に行くほど揺れが大きく伝わったり、地震の影響で停電した場合はエレベーターが動かないため、階段を使って登り降りをする必要があり、避難がしにくいというリスクがあります。断水した場合は、水の確保やトイレが使えなくなったりする事もあり、災害などが起こった場合、高層階は不便を被る可能性が非常に高いといえます。
高層階で生活する場合は、災害用の備蓄品を十分に用意したり、避難経路を確認したりしておくことが必要です。

最上階のメリット

最上階のメリットは、高層階と同様にプライバシー性が高かったり眺望が良いこと、道路からも遠いため静かな環境であることが挙げられます。立地条件によっては花火や夜景ものんびりとした環境で楽しめます。

さらに、日当たりと風通しがいいため、カビやダニの発生を防げるというメリットもあります。
加えて、上の階からの生活音が気にならず快適に過ごせたり、最上階だけ間取りや天井の高さが異なる特別仕様にしている物件があることも多く、そのマンション唯一の部屋に住めるというプレミア感やステータス感があることも大きなメリットといえます。
 
最上階には、このようにさまざまなメリットがあるため、買い手の人気が集まりやすく、ほかの階と比較して資産価値が高いことも特徴です。立地条件の良いマンションの最上階物件を購入することができれば、将来的にマンションの売却や、賃貸の収益価値を検討している場合も、不動産投資として期待できるでしょう。

最上階のデメリット

最上階のデメリットは高層階と同様で、ベランダの利用制限や、エントランスから遠いので日々の外出や、地震や停電などの際にも、地上へ出るのに時間を要してしまいます。また、他の階と比べると、最上階は地震の影響を受けやすいので、高層階同様、災害用の備蓄や、家具の転倒防止など、安全対策には一層の気を配らなくてはなりません。
そして、最上階は上階がないため、天井に直射日光が当たるので、より部屋の温度が上がりやすい傾向があります。
最上階はメリットで述べた通り、そのプレミア感からより資産価値が高いため、特に高い家賃や購入価格が設定されています。

生活スタイル別の階数の向き不向き

マンションの階層ごとに、いろいろなメリットがあるものの、家族構成やライフスタイルによってはデメリットにもなります。ここでは、それぞれの階層に合ったタイプの人を紹介します。
メリットデメリット

1階に向いている方


小さな子どもがいるファミリー層の方には、ベビーカーがある時でも移動しやすかったり、下の階への生活音を気にする必要がないので、騒音トラブルを避けたい方や、元気に走り回る遊び盛りの子供がいる世帯には特におすすめの階といえます。

また、足の悪い方や高齢者世帯にとっても、エレベータを使う必要がなかったり、車イスでの移動もスムーズに行えます。災害時も外に避難しやすいので安心ですね。

低~中層階に向いている方


低階層も1階と同じく、ファミリー層や高齢者層に人気があり、子どもの進学などでこれから生活費が増える予定の方や、収入の減少が見込まれる方など、住宅ローンや家賃を少しでも抑えたい方が購入される傾向があります。高層階の同じ間取りの物件と比べるとお買い得な物件も多く、支払額を抑えたい方には低層階は狙い目といえます。

また、エレベーターが混み合う時間帯に階段を利用するという選択肢も持てるため、通勤や通学時の移動も割とスムーズに行えるでしょう。

高層階に向いている方


騒音や外からの視線が気にならないため、眺望の良さを最大限楽しんだり、静かな環境で生活したい方におススメです。侵入されにくいという防犯上のメリットもあるため、女性の一人暮らしなどセキュリティ面を重視される方にも適した階層です。

また、虫が苦手な方も高層階を望む傾向があります。蚊などの虫が飛べる高さは5階程度までなので、6階以上の高層階であれば、こうした虫が入ってくる心配がありません。とはいえ、衣服に付着したり、エレベーターに侵入する可能性はあります。

最上階に向いている方


ステータス感や眺望のよさを望んでいる人は、最上階がおススメです。間取りが特別仕様となっている物件もあったり、上の階がないので静かな環境でゆとりのある生活ができます。

また、最上階は人気も高く資産価値が保ちやすいので、売却や賃貸を検討している方にとっても有利な階層です。

まとめ

マンションを選ぶとき、住みやすい階数は人によって異なるので、各階の特徴を知った上で物件を選ぶことが大切です。

また、小さな子どもがいる家庭の場合、2階以上はベランダや窓からの転落事故の危険があり注意が必要です。1階であっても道路や川など周辺状況に応じてリスクはあります。どの階でも言えることですが、子供の事故、けがなどはどんなに保護者が気を付けていても起こることがあるため、安全対策をしっかりと行いましょう。

そして、マンション内見時にお部屋だけではなく、共有スペースの状態や周辺環境も併せてチェックしておきましょう。マンションの管理体制や住民のマナー、物件周辺の安全面も確認しておくと安心です。
各階層のメリット・デメリットを把握したうえで、ライフスタイルや家族構成、住まいに求める条件や重視するポイントなど、さまざまな観点から考慮すれば、自分や家族の生活にピッタリと合う住みやすい階を選択する事ができるでしょう。

2024年9月26日

おしゃれな家は窓が少なめ?メリットとデメリットとは?後悔しないためのポイント

おしゃれで暮らしやすい家といえば、窓が多い家をイメージされるかもしれませんが、最近は、敢えて窓を少なくしてスタイリッシュな印象の新築住宅が増えてきています。窓の少ない家はモダンな外観と防犯性の高さなど、メリットも多く最近人気が高まってきていますが、自然光の確保や空間の広がりなどに対する工夫が求められます。
この記事では、窓の少ない家を建てる際のメリットとデメリットと後悔しないための工夫と気を付けたいポイントも紹介します。

窓少ない家

窓の少ない家のメリット

窓が少ない家は、なぜ人気が高まっているのでしょうか?窓が少ない家のメリットを見ていきましょう。

シンプルでスタイリッシュな外観


住まいの顔となる玄関側の窓を減らしたり見せなくすることで、生活感を感じにくくモダンで洗練されたデザインが実現しやすく、見た目のインパクトが高まります。デザイン性を重視されている方にもオススメです。

防犯性が高く、プライバシーも守れる


窓が少ないことで、外部からの侵入が困難になり、防犯性が向上します。また外からの視線を遮ることができ、人目を気にすることなく過ごせプライバシーを守ることができます。

建築費用を抑えられる

大きい窓や、多くの窓を設置する場合、窓枠やガラスのコスト、また、しっかりとした構造にしなければならないので、その分コストがかかります。しかし、窓を少なくすることで建築コストを抑え、その分ほかの設備やデザインに費用を回すことも可能になります。

耐震性能を高めやすい

壁面積が多ければ、建物を支える筋交いや面材などを設置して耐力壁を増やしやすく、建物の耐震性が向上するため、地震に強い家になります。地震や風などの水平荷重に抵抗できる力を持つ耐力壁が多いほど、耐震性の高い家になります。
その分建築コストは高くなりますが、窓を減らした分、耐力壁を増やして余計なコストをかけず地震に強い家を建てられるのはメリットと言えるでしょう。

断熱性能が高い

最近の窓は、断熱性・遮熱性の高い窓も増えてきていますが、分厚い壁と比べるとどうしてもその性能は劣ります。
そのため、窓が少なく壁部分が広いほど空気の逃げ道が減り、熱の出入りも少なくなるので、壁の断熱性能が高まって家の中の温度を一定に保つことができるので、冷暖房費の節約にもなります。快適でエネルギー効率の良い住まいが実現できます。

家具を配置しやすい


窓が少ないと壁面が多くなり、家具や家電を自由に配置しやすくなります。また、ライフスタイルに合わせて模様替えにも対応しやすくなります。
壁沿いに置くことの多いテレビやソファ、オープンラックを設置できたりなど、生活動線なども考慮しやすいレイアウトを検討できます。

窓が少ない家のデメリット

一方、窓が少ない家にはいくつかのデメリットもあります。住んでから後悔しないためにデメリットも把握しておきましょう。

部屋が暗くなりがち


窓が少ないことで一番のデメリットになるのが、日当たりが悪くなりやすいことです。室内に取り込める自然光が減少し、部屋の中が暗くなってしまうため、日中でも照明が必要になることがあります。

人が過ごす部屋では最低限の採光面積が定められていますが、方角や高さによって採光性能が変わるため、少ない量で十分な明るさを確保することが大切になります。

風通しが悪い

窓が少ない家は、風通しが悪くなりがちです。特に夏場は室内の空気がこもりやすく、不快に感じることがあります。
風通しが悪くなると湿気が溜まりカビやダニが発生する可能性もあるため、風の通り道を配慮した換気設計をしっかり考える必要があります。

閉塞感を感じる


窓が多いとガラス越しに外の景色が見えるため解放感が生まれますが、窓が少ないとどうしても閉塞感を感じやすくなります。

壁が多いと圧迫感を感じやすくなるため、なるべく間仕切り壁をなくすなど、閉塞感を軽減する工夫が必要になります。

後悔しないための工夫とポイント

窓をただ闇雲に減らすだけだと住み心地が悪くなってしまうため、大きさや設置場所、設備を工夫する必要があります。
窓が少ない家を建てる際には、デメリットを軽減するためのいくつかのポイントを抑えることで、快適な住まいを実現できます。
これらを理解した上で、適切な工夫を施すことが重要です。

2階に吹き抜けを設置


2階に吹き抜けを設置することで、下階に自然光が届きやすくなり、開放感が生まれます。また、上下階のつながりが生まれることで、家全体が明るく広々と感じられます。

高窓や天窓の活用


高い位置に窓を設置したり、天窓を取り入れることで、自然光を確保しつつ、プライバシーも守ることができます。
周囲からの目線が気になりやすい1階の窓は高窓、吹き抜けにして2階に天窓することで部屋全体に均等に光を届けるため、採光の改善に効果的です。

多くの小さい窓よりも少ない大きな窓を設置する


家が暗いと感じさせないためには、小さな窓がたくさんあるより、家の構造や視線などに問題がなさそうな場所に、少ない数の大きな窓を設置する方が部屋が明るくなります。
道路に面した側の窓を少なくして、それ以外の方向の窓や天窓を増やすことで家全体の日当たりを確保することもできます。

例えば、リビングに中庭を設けて掃き出し窓を設置をすれば、十分な光も取り込められカーテンがなくても外部からの視線もカットでき、しっかりくつろげる空間が作れます。
または、2階をリビングにして大きめの高窓を設置すれば、眺望とたっぷりの自然光を楽しめ、同時に吹き抜けも設けていれば、1階にも明るさが届き解放感も生まれます。

避難経路を確保する

災害時に玄関から避難できるとは限らないので、庭や道路に出られる場所に掃き出し窓を設置したり、勝手口を設けたりと、何箇所か外に出られる場所を確保しておくと安心です。

風通しを確保できる設計


最近の家では24時間換気システムが付いているので、常に換気は行われている状態にありますが、気持ち良い時期は窓を開けて風を採り入れたいときもありますよね。

窓が少ない分、風通しに配慮した設計にする必要があります。例えば部屋の対面に向かい合うように窓を配置すると、出入口ができて風が通り抜けやすくなります。

インテリアデザインの工夫

インテリアデザインをホワイト系の基調でまとめて、明るい色の膨張作用を利用しましょう。明るい色調の家具や照明を選ぶことで、部屋を明るく広く見せることができます。また、鏡を活用して視覚的な広がりを演出するのも効果的です。

まとめ

マイホームを建てるにあたって、窓の量・配置は難しいポイントの一つです。
窓が少ない家は、コストを抑えつつ高いデザイン性や防犯性やプライバシーも確保でき、断熱性や耐震性の向上など、さまざまなメリットもあり“数より質”で窓計画を検討する方は少なくありません。
しかし、間取りや窓を工夫しなければ暗さや湿気で後悔してしまいます。 窓の大きさや設置位置のメリハリ、インテリアデザインに配慮したり、高性能な換気システムや耐震壁などの設備を取り入れることで、設計の工夫次第でデメリットを対策できます。
状況に応じて適切な量と配置を考えることが大切です。窓の量によるメリット・デメリットをきちんと把握して、後悔しない快適な注文住宅を実現しましょう。
窓少ない家

2024年8月26日

高齢者の服薬トラブルに注意!薬の管理問題と対処法

年齢を重ねるとともに複数の疾患の治療などで、医療機関に通う回数はどうしても増えていきます。そうなると必然的に処方される薬の種類と量も増え、管理が難しくなります。認知症の症状がなくても、薬の飲み忘れや、誤飲をするなどの服薬トラブルが起きてしまい病状を悪化させてしてしまう事例も多く報告されています。
そこで今回は、どのような薬のトラブルが起こりやすいのか、またそのトラブルに対しての予防法や対処法について解説します。

服用

起こりやすい服薬トラブル

処方薬の種類や量は病気の数だけ増えていくため、いくつかの持病をもつ高齢者は、何種類もの処方薬を服用していることも珍しくありません。いつも家族が見守れる環境ならよいですが、ひとり暮らしの高齢者の場合、間違った飲み方によってトラブルが起きやすいため、服用管理は重要です。
まずは高齢者に多い服薬トラブルをあげてみましょう。

飲み忘れ・飲み間違い

処方される薬が多くなると、服薬管理も複雑になり、薬を飲み忘れたり、見た目が似ている薬の飲み間違いや同じ薬を重ねて飲んだり、包装シートのまま飲んでしまう事故が後を絶ちません。
勘違いや視力の低下などで誤飲し、体の不調を感じるなどの症状が出てから病院へ行くまで気づかない場合もあります。高齢者に多いトラブルのひとつです。

相互作用(飲み合わせ)

2種類以上の薬を同時に服用した場合、薬と薬がお互いに影響しあって薬の効果が変化することを「相互作用」といいます。服用する薬の種類が多くなればなるほど、薬と薬の相互作用は起こりやすくなり、副作用に繋がるリスクも高まります。
また、食品との飲み合わせによって、薬の効き目が変化する場合もあるので注意が必要です。

副作用

副作用とは、薬を服用した時に、病気やけがを治すという効果の他に生じてしまう望ましくない作用のことです。
ふらつきや胃痛、便秘や食欲低下など、期待した効き目以外の作用が出てしまったり、期待した効き目より強すぎてしまったりしてしまう事があります。風邪薬を飲んで眠くなったというような軽い症状から、生死にかかわるものまで、さまざまなレベルのものがあります。

※副作用や相互作用などで体の不調を感じた場合、自己判断でお薬を減量・中断することは危険です。気になる症状が出たら、一人で不安を抱え込まず、早めに医師・薬剤師に相談しましょう!

処方薬の譲渡

医師が処方した薬は、きちんと診断・検査した上で、それぞれの症状、体質、年齢などを考えて処方されています。
処方薬は市販薬と違い個人にあわせたものですので、症状が同じだからといって、処方された薬を自分以外の人が飲むと、人によってはかえって毒となることさえあるので、処方薬をもらったりあげたりするのはやめましょう。
また、重大な健康被害を及ぼすリスクを避けるためだけでなく、処方薬を譲る行為は、家族であろうと医薬品医療機器法などの法律に違反して、刑事罰を受ける可能性があります。

薬のトラブル対処法

間違った飲み方によってトラブルが起きないためにも、ずっと元気に過ごすためにも、服用管理は重要です。
また、ご家族の方が、どのように注意や対策をしたらよいかをあらかじめ考えておくことで、より安全な服薬管理ができるようになります。

薬管理用ツールを活用する


薬管理用のピルケースやカレンダーは、曜日や時間ごとに分かりやすく仕切られているので、飲み忘れや飲み間違いを防ぐことができます。

また、飲んだかどうか忘れないように、薬を飲んだ後カレンダーに印をつけたり、飲んだ後の包装をピルケースに戻しておくなど、あとからでも薬を飲んだことが確認できるようにしておきましょう。

かかりつけ薬局とお薬手帳を利用する

いくつかの医療機関から処方せんをもらう場合でも、かかりつけ薬局を決めておくことで、薬の処方トラブルを防げたり、薬に関して心配なことがあっても相談もできます。薬の効果や副作用についても、確認してもらえるので安心ですね。さらに、自宅の近くの薬局にすると、薬の受け取りが楽になります。

そして、お薬手帳を使うことで、薬効が重複していないか、飲み合わせが悪くないかを薬剤師がチェックしてくれます。また、家族や周りの人も一緒に把握できるので服薬トラブルを防ぎやすくなります。

一包化してもらう

種類や数が多いと服薬管理が大変だったり、頻度も、1日2回のものや3回のものだったり、就寝前だけのものなど、飲むタイミングが複雑になると飲み忘れの原因にもなります。
飲む時間ごとに複数の異なる薬を一つの袋にまとめてもらうことで、別々の薬のシートを開いて出す必要がなくなるので、取り出すのが困難な方にも負担が減り、管理もしやすくなります。薬の一包化には医師の許可が必要となるため、医師や薬剤師に相談してみましょう。また、一包化調剤は有料で、一包化できない場合もあります。

まとめ

今回は、高齢者に多い服薬トラブルと、そのリスクを避けるための対策をご紹介いたしました。
どのように注意したら良いかをあらかじめ対策しておくことで、より安全な服薬管理ができるようになります。
ご家族だったり、デイサービスや訪問サービスにおける服薬管理のサポートもあるので、こういった手助けも借りて、毎回、安心して確実に薬を飲めるようにしましょう。
薬の管理

2024年7月30日

狭くてもアイディア次第!ベランダを有効活用する手軽にできるアレンジ方法

ベランダは洗濯物や布団を干す以外でも、さまざまな使い道があります。
しかし、ベランダが狭ければ洗濯物を干すだけでもスペースを取られてしまったり、賃貸住宅であれば使用方法に制限があったり、おしゃれにする方法や使い方に悩んだりなどで、掃除や手入れをせず汚れたり殺風景となっていたり、デッドスペースにしてしまう傾向も多いのではないのでしょうか。
ベランダを有効活用するコツを掴むことで食事や趣味を楽しめるもう1つの部屋として活用したりするなど、快適な空間作りが叶うでしょう。そこで今回は、狭いベランダやバルコニーを快適な空間に変えるいくつのかポイントやアイデア、有効活用する際の注意点もご紹介いたします。

ベランダ

ベランダを快適空間に変える際のポイント

おしゃれで素敵なベランダにしたいからと言って、いきなり観葉植物やインテリア小物を買ってきても、アレンジはうまくいきません。ベランダを自分好みに改造するために、事前に押さえておくべきポイントや注意点をいくつかご紹介していきます。
まずは、ベランダのベース作りから始めてみましょう。

規約の確認や、安全性に配慮する

賃貸住宅のベランダは、「専有部分」ではなく「専用が認められた共有部分」です。災害の際にはベランダは避難通路になるため、管理規約によっては避難の妨げになるような物の設置が禁止されていることがあります。そのため、原状回復が不可能な改造は基本的にNGとなります。必ずベランダを活用する前に、住んでいる賃貸物件の規約の確認をしましょう。
そして、ベランダは2階でも危険がともないますので、特に、小さな子どもがベランダで遊ぶ際は目を離さないようにするのはもちろんですが、足場になるような物を置きっぱなしにしたりせず、柵を乗り越えないように対策しましょう。

床の掃除をする

ベランダは、床・壁・小物で大きく印象が変わります。中でも、床を変えるだけで印象が大きく変わるので、ベランダをおしゃれな空間に変えたいと思ったら、まずはベランダの床の掃除からはじめてみましょう。
また、ベランダに無機質に置かれている室外機も併せて掃除をして、アルミやウッド調などの室外機ラックで覆い、上にプランターを置いて飾ることで、生活感が出ることもなくナチュラルに背景に馴染むのでおすすめです。
そして、ベランダの床は無機質なアスファルトであることが多いため、人工芝やすのこを敷くことでおしゃれな印象を与えられるようになります。

過ごし方や目的・コンセプトをしっかり決める

まずは、ベランダでどのように過ごしたいか、しっかりイメージをして目的を決める事が大切です。
ガーデンニングスペースだったり、インテリアを置いてカフェの雰囲気を楽しんだり、子どもの遊び場として活用したいなど、どのように過ごしたいかで活用の仕方も変わってくるので、作業に入る前に明確な目的やコンセプトを最初に決めましょう。
さらに、目指すベランダの雰囲気や、メインで使いたい色についても決めておくことで、統一感のある空間を作りやすくなります。
また、ベランダの方角やサイズ、形は様々です。ベランダと繋がっている部屋によっても用途や使いやすさが変わってきますので、事前にベランダの奥行きや幅などの寸法をしっかりと測り、自分自身に合った使い方を考えてみましょう。

狭くてもできる!ベランダの活用アイディア

ベースを整えたあとは、狭いベランダを有効活用する方法を紹介します。工夫次第でベランダをお気に入りのスペースに変えることができます。
また、人目が気になるのであれば、ベランダに目隠しを設置してプライベート空間を確保しましょう。

洗濯場所

ベランダといえば、洗濯物を干す場所に利用されることがほとんどです。しかし、狭いベランダの場合、洗濯物でスペースを占領してしまい、使い勝手の悪さで悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

そういう時は、便利なアイテムを活用してみると良いでしょう。100円ショップなどでも売っているハンガーホルダーを使用して、物干し竿と物干し竿の間に掛けて活用すれば、狭いベランダでもスペースを有効活用できます。
また、コンパクトで地面に置けるタイプのハンガーを活用すれば、床のスペースも使えてデッドスペースを作りません。

カフェテラス

イスとテーブルさえあれば、ベランダを簡単にカフェテラス風の憩いスペースにすることができます。
ベランダが狭くてもアウトドア用の折りたたみタイプのテーブルや椅子を使用すれば、使うときだけ出して普段はしまっておけるので、規約のある賃貸住宅でも楽しめますし、汚れや劣化もそこまで気になりません。

もっとスペースを使いたい場合は、室内とベランダを一体化させるのもおすすめです。ベランダに小さなテーブルだけを置き、室内にベンチやソファを置けば、広々とした空間のカフェスペースを作ることができます。
お気に入りのカフェをイメージしながらインテリアや床材を統一させて、スペースに余裕があれば観葉植物も配置し、外の空気や緑を眺めながら食事やお茶をしながらのんびり過ごせるので、自宅にいながらリフレッシュできるでしょう。

テレワークなどで、自宅で仕事をする機会が多い人は、カフェテラス風の仕事スペースとして活用できるので、人目を気にせずプライベート空間の中で仕事もはかどりそうですね。

ガーデニングや家庭菜園

日当たりや風通しの良いベランダだからこそガーデニングや家庭菜園をすれば、元気な野菜やお花が育ちます。子どもの食育にも役立ちますね。特に、ハーブは虫よけ効果やお料理にも使えたり、爽やかな香りでリラックスもできるのでおススメです。

限られたスペースのベランダだと大きな植物を育てることはできませんが、縦の空間を利用できる壁掛けタイプのプランターを活用したり、フラワースタンドを設置して立体的に鉢植えを配置したりすれば、緑豊かな空間に変身させることができます。部屋の中からでも色とりどりの植物を眺めながらリラックスした時間を過ごせる事でしょう。

子どもの遊び場​

人工芝やすのこなどを敷けば、裸足でも遊べる子どもの遊び場になります。砂場で遊んだり、シャボン玉を飛ばしてみたり、夏場は水遊びをしたりと、室内ではやりづらい遊びも思いきり楽しむことができるでしょう。

外出が難しい場合でもベランダで遊ぶことができれば、お家の中でも楽しく過ごせるでしょう。ただし、ベランダで遊ばせる場合は、安全面や騒音など周りの住人へのマナーを守って利用することが大切です。

まとめ

ベランダを活用する際のポイントや活用法を押さえれば、賃貸や狭いベランダでもアイデアや工夫次第で有効活用できます。
100ショップやホームセンター等でも売っているアイテムやインテリアを活用すれば、狭いベランダでもおしゃれな空間にも便利なスペースにも変身させることができます。
ただし、賃貸住宅の場合は共有のスペースでもあるため、どの程度改造するかは確認が必要です。また、音や臭い、水漏れなどで近隣住民へ迷惑をかけないよう、注意しつつベランダ時間を楽しんでください。
ホッとくつろいだり、趣味を楽しんだりと、素敵なベランダ作りに挑戦してみてはいかがでしょうか。
ベランダでリラックス

2024年6月26日

【新店情報】ヤマダ不動産 名古屋徳川店

ヤマダ不動産 名古屋徳川店がオープンしました。

ヤマダ不動産 名古屋徳川店

店舗写真
内装

店舗情報の詳細

ヤマダ不動産 名古屋徳川店
〒461-0023
愛知県名古屋市東区徳川町2103 2F

電話番号:0120-33-6200
営業時間:10:00~19:00
ホームページ:https://www.sumu-ie.com/

アクセス

■公共交通機関をご利用の場合
名鉄瀬戸線 森下駅 徒歩約4分

2024年6月7日

【新店情報】ヤマダ不動産 明石店

ヤマダ不動産 明石店がオープンしました。

店舗情報の詳細

ヤマダ不動産 明石店
〒674-0095
兵庫県明石市二見町西二見駅前3丁目2-1

電話番号:078-939-8833
営業時間:09:30~18:30
ホームページ:https://www.bluebox.co.jp/corporate/shop/kansai.html

アクセス

■公共交通機関をご利用の場合
山陽電気鉄道本線 西二見駅 徒歩5分

2024年6月3日

築年数が経過しても資産価値が落ちづらいマンションの選び方とは??

不動産を購入する際、将来的に売却や賃貸として家賃収入を得ることを想定されているのであれば、資産価値が落ちづらいマンションを検討されてみてはいかがでしょうか。また、今住んでいるマンションの資産価値はどれくらいなのか、住み替えを考える際にも資産価値を意識する事で物件選びを成功に導く大きなポイントになります。
そもそも、なぜマンションを選ぶといいのか、資産価値とは何なのか、資産価値が落ちにくいマンションの特徴やポイントも押さえて解説します。

マンション

マンション購入がおすすめの理由

マンションは立地条件がよい場所に建てられることが多く、耐用年数も長いため、築30年を過ぎていたとしても高く売却できる可能性があります。建物の耐用年数は法的に決まっておりマンションのような鉄骨コンクリート造の建物は47年木造一戸建て住宅は22年と設定されています。
法定耐用年数は、税法上においてマンションの価値が0になるまでの年数のことで、建物の寿命年数ではありません。マンションの平均寿命は68年ですが、中には100年以上の耐久性があるマンションもあります。そのため、耐用年数を過ぎても問題なく住むことはできますが、金融機関の不動産に対する評価は、耐用年数を重視していることが多いです。

これからマンションを購入する場合でも資産価値を意識しておくと、将来、手放したり住み替える場合は高く売れたり、賃貸であれば収益も見込めるので、赤字になりづらくお得です。
しかし、マンションなら何でもいいわけと言うわけではなく、資産価値が落ちやすいマンションもあるため、十分な知識をもって物件選びをする必要があります。

資産価値とは

資産価値とは、不動産が財産として市場でどれくらいの取引価格なのか評価したものです。不動産には定価という概念がなく、需要と供給で土地の価値が変化します。
たとえば、購入した時は交通便も悪く物件価格も相応に安かった土地に、新しい駅が開通し駅近物件になったり、近所に大型ショッピングモールが建設されて一気に便利になったことで需要が増え、物件のニーズが高まり価格が一気に上がります。逆に、大企業の本社や、大学のキャンパスが撤退したことで資産価値が下がってしまうケースも少なくありません。
需要と供給のバランスによっては、高く売りたくても売れない不人気不動産に変わってしまう可能性があるからこそ、資産価値の高い物件を買うことが一種のリスク回避になるといえます。

資産価値が落ちにくいマンションの特徴

立地条件が良い

立地条件が良い物件は、快適に暮らせるため需要も高いことから資産価値も高くなります。また、住みたい街や沿線ランキングなどの上位にある人気のエリアでは、マンションの資産価値が下がりにくくなります。

・ 交通の利便性が高い
・ 都心エリア・駅近にあるなど人気のエリアに位置していて、人口も多い地域
・ 駅から10分以内で近所にスーパーや病院、学校があるなど、周辺環境が充実している
・ 再開発が予定されている
・ 大震災や水害、土砂崩れが起こる可能性の低いエリアなど、災害のリスクが低い

住み心地が良い

優れた居住性を備えたマンションは、築年数が経過していたとしても、資産価値が落ちにくいです。せっかく好立地のマンションであっても、住み心地が悪く使いにくい物件であると資産価値は落ちてしまいます。
そのため、以下の居住性を確認する事をおすすめします。

・ 日当たりや眺めが良い
・ 専有面積が広い
・ 需要の高い間取り
・ 内装や設備が充実している

ブランドマンション

メンテナンスや管理体制の面でも手厚いサポートが期待できるため、住まいの信頼性を求める方から人気が集まっています。マンションの管理体制は経年劣化の度合いや住民のマナーなどの住環境に直結するため、資産価値にも影響します。

中古マンション

意外かもしれませんが、新築マンションよりも中古マンションを購入するほうが資産価値を維持しやすい傾向があります。立地条件の良い中古マンションは、新築マンションより物件数も多く、その利便性で、高い資産価値=販売価格を維持しているマンションも少なくありません。
一般的に新築のマンションは、初めの売り出し価格が一番高く築10年を上回ると大きく低下し築20年になるとさらに低下する傾向にあります。安く購入するのであれば築20年以上がよいと思われるかもしれませんが、経年劣化でマンションの性能が悪くなっている可能性も十分に考えられます。そのため、資産価値を重視して中古マンションを購入する場合には、価格的にも築10年から20年、できれば15年までの物件が、ねらい目と言えるでしょう。
経年劣化はマンションによりますが、マンションの資産価値は築年数に比例して下がっていくことを覚えておきましょう。ただ、都心部や再開発エリアなどの人気エリアは、古い物件でも価格は下がりにくい傾向にあります。

近年の建築費の高騰を受けて、最近の新築マンションは10年から20年以上前に売り出された物件に比べて専有面積は狭くなっているので、新築マンションでは希望の広さを見つけられないこともあるため、中古マンションのほうが、希望の間取りにかなうケースもあります。

しかし、中古マンションであっても時間の経過とともに資産価値が低下することは変わりませんが、リノベーションを施すことで価値を再生すれば、資産価値を下げないだけでなく資産価値を高める効果も期待できます。
中古マンションは手ごろな価格で好立地の物件を購入できるメリットがある一方で、「古い」ことがネックになります。リノベーションをすることでデメリットを克服できるため、資産価値の落ちにくいマンションを手に入れる有効な方法といえます。

まとめ

資産価値が落ちにくいマンションは、時間が経っても高値で売却でき、賃貸物件としても活用できるのが魅力です。資産価値が落ちにくいマンション物件には特徴があるので、十分な知識をもって物件選びをする必要があります。
購入後もリノベーションなど資産価値を高める方法もあります。資産性・価格・住みやすさなどのバランスを取り、よく考えたうえでご自身の予算の範囲で資産価値が高く、かつ下がりにくい物件選びを行いましょう。
マンションと海
なお、ヤマダ不動産でも、人生最大のマイホーム購入のお手伝いをさせていただきます。ぜひ、お近くのヤマダ不動産にご連絡ください。お待ちしております。

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2024年5月1日

環境の変化が引き起こす五月病。自宅でできる対策とは?!

新しい環境に慣れなかったり、疲れてストレスが溜まったりして、心身に不調があらわれる五月病。5月のゴールデンウィークが明ける頃に、気持ちが沈んだりやる気がおきない、食欲がない、などの症状があるなら五月病かもしれません。
この記事では、自宅でできる心と身体のセルフケアをご紹介します。少しでも気持ちのリセットができるように対策してみましょう。
眠い

そもそも五月病とは


実は五月病は病名ではなく、適応障害の一種。環境の変化で、ストレスにさらされながら慣れない作業をこなしているうちに、心身に不調を感じてしまう症状です。

仕事や学校が忙しくなり始める五月、そして梅雨も本格化してジメジメとした日が続く六月。この時期に、気分の落ち込みや体の疲れなど、一度は経験したことがあるのではないでしょうか。これらの症状からいつまでも抜け出せずに悪化してしまうと、重度の適応障害やうつ病を引き起こしてしまいます。

自宅でできる簡単セルフケア

症状が酷くなる前に、自宅でできる簡単なセルフケアをご紹介します。これまで何もしていなかったという方も、予防対策として是非実践してみてはいかがでしょう。

栄養バランスの良い食事をとる


栄養バランスのとれた健康的な食事をとることは、ストレス対策に効果的です。

しかし、心が沈んでいる時は、栄養バランスについてしっかりと考えることができず、過食したり、逆に小食になってしまう事もあります。
そんな場合には、好きなものにプラスして、手軽に採れる野菜ジュースや果物なども積極的に取り入れ、偏らないよう気を付けましょう。
 
 

趣味の時間を設けたり、家族や友人と会話をしてみる

ストレス発散のために自分の好きなことをする趣味の時間を設けたり、友人や家族と過ごす時間を楽しむのもよいでしょう。
スポーツで汗を流したり、コーヒーやハーブティーなどを淹れて読書や音楽鑑賞をしたり、料理に没頭したりなど好きな過ごし方で構いません。自分が楽しいと思えるような娯楽、例えばカラオケなどで大きな声を出して歌うことも効果的です。

そして、自分ひとりで抱え込まず同僚や友人、家族に相談することで、自分にとってはネガティブに思えることが、他人から見るとポジティブに見えることもあったりするので、気持ちの整理がつく事もあります。

運動する(身体を動かす)

運動は心身をリラックスさせ、筋肉の柔軟性を改善することができます。特に水泳やジョギングやヨガなどが効果的です。

しかし、運動するのが苦手だったり運動不足の状態から、無理な運動をして余計に悪化してしまう場合もあるので注意が必要です。
運動不足であれば、まずは、近所をちょっと散歩する、ラジオ体操やストレッチなどの簡単な運動をしてみる、など、身体を動かす程度がお勧めです。
無理なく自分に合った方法をみつけ体を動かす機会を増やしてみましょう。

毎日入浴する

入浴には自律神経を整えるという働きがあります。
入浴(湯に浸かること)は五月病の予防の対策としても、症状が出てしまった際の対策としても、どちらにも有効です。
最適な入浴方法として、お湯の温度はぬるめの38~40℃にし、入浴時間は15分程度にしましょう。湯温を38~40℃にすることで、身体が休息の体勢に入ります。ぬるめの湯であっても、長風呂をしてしまうと身体が必要以上に温まり興奮状態になってしまうので、浸かる時間にも注意して、15分程度で上がるようにしましょう。
現代社会ではどうしても手放せないスマートフォン。しかし、これもストレスの原因のひとつなので、せめてお風呂には持ち込まないなど、スマホを気にしない環境を作ることもポイントです。

また上記の入浴方法に加え、以下のことも実践してみるとより
効果UPに繋がります。

 ・読書をしたり、音楽を聴く
 ・入浴剤やアロマを活用する
 ・電気を消して、バスライトなどの間接照明をつけてみる

睡眠の質を上げる

心と身体の快復には睡眠は基本中の基本。なかなか寝付けないという場合は寝る前の過ごし方をちょっと工夫してみましょう。

 ・就寝する1~2時間前に入浴する
 ・ 睡眠前のストレッチ
 ・アロマの香りでゆったりとリラックスする
 ・布団に入る30分前には照明を暗くする
 ・入眠前にスマートフォンを見ないようにする
などといった方法は効果的です。普段から夜更かしをしない、など、生活リズムを乱さないようにすることも重要です。

まとめ

環境の変化は誰にでも起こるものなので、誰でもかかる可能性がある五月病。まさか自分が、と思っている方も多いことと思いますが、 自分は大丈夫、慣れればすぐ治る、などとあまく見ず、ストレスが原因となってうつ病へ移行してしまう前に、まずは簡単にできるセルフケアでできることから始めてみましょう。
無理に頑張ろうとせずに、できるものからゆっくり心と身体の調子を整えていきましょう!
リラックス

2024年4月1日

混同されやすい「リフォーム」と「リノベーション」の違いとは?

「リフォーム」と「リノベーション」はどちらも住まいに手を加えて住みやすくする方法で、一見、同じ意味と考えてしまいがちですが、実はアプローチはそれぞれ異なる考え方に基づいて行われています。改修を検討する際には、リフォームとリノベーションのどちらが適しているのかを見極めることが大切です。
今回は、混同されやすいリフォームやリノベーションの具体的な違いについて紹介します。
リビング

リフォームとは

リフォームは、老朽化した建物を新築に近い状態に戻し、より使いやすいように改善・改良することを指します。

つまり、リフォームの考え方は、経年劣化によってマイナスの状態になった住宅を、新築時に近い状態に戻すような工事が行われます。家を修理して、元の状態に原状回復させることが目的です。
長期にわたって住居に住んでいると、家具や電化製品の設置跡や、経年劣化による設備、水回りなどの損傷は避けられません。
主に、外壁の塗り直し、キッチン・トイレ・お風呂・洗面所といった水回りの設備の交換、古くなった壁紙や床の張り替えなどの小規模な工事などが施工内容としてあげられます。

リフォームはこのような老朽化した箇所を改修し、新築に近い状態に近づけるマイナスをゼロにする「家を直す」という考え方です。
設備を移動させたり、間取りを変更して部屋数を増減させることはリフォームには含まれませんが、既存の住宅に増築したり、バリアフリー化のため手すりをつける、といった工事もリフォームに分類されます。

リノベーションとは

一方、リノベーションは既存の建築物に大がかりな改修を施して、既存のものよりも価値を高めることを指します。部屋や新たな機能をプラスする等、付加価値を加えて暮らしの質を好転させるのを目的として行うのがリノベーションです。
部屋数を増やしたり水まわりの設備を移動させたり、といった大幅な間取り変更がリノベーションに該当します。

一般的な事例としては、従来の壁付け型のキッチンから料理をしながら家族とコミュニケーションが取れやすい対面型のアイランドキッチンに変更したり、子どもの勉強を見守れるようにリビングに勉強スペースをつくったり、壁を取り払って広々とした部屋を確保したりする等があげられます。

このように、住まいの価値を高めたり、自分や家族の生活スタイルの変更に合わせた住環境を実現させたりするのがリノベーションの目的です。

リフォームとリノベーションの見極めポイント

リフォームは、間取り変更や設備の移動がなく小規模な工事のため、リノベーションと比べて工事期間も短くコストも抑えやすい傾向があります。部分的な工事のため、リフォーム後の状態を具体的にイメージしやすいので、施工後の後悔や失敗のリスクが小さくなるので、満足度の高さにもつながります。

リノベーションは、間取り変更を含む大規模な改修が可能なので、生活スタイルの変化に合わせて部屋や機能をプラスする事が可能です。また、中古物件を購入してリノベーションする場合であれば、新築よりも価格が安いので、立地を重視した物件選びがしやすかったりもします。

上記のことから、住居の改修でリフォームとリノベーションのどちらにするかを検討する際は、水まわりの設備交換や壁紙の張り替えなど、部分的な改善・改良であればリフォーム、今ある住宅の良さ残しつつ、内外装を変えたり、壁を動かしたりして間取りを大きく変えてしまうような、これまでとは違う用途や機能を持たせたいならリノベーションと決めるのも一つの方法です。
しかし、簡単には決められることではないので、家族内でよく相談して、予算や希望する工事ができる会社を見つけ、理想の住まいを手に入れてくださいね。
家族団らん